2010年10月
技術博物館シュパイヤーから40km程東に行った所に、もう一つ技術博物館が有ります。 規模は小さいですが、展示物はそれなりの物が揃っています。面積5万平方メートル3000点の出展品、その中でも超音速旅客機コンコルドやブルーフレームが見ものです。 車博物館だけあって、スポーツカーや軍用車両がずらりと並びます。 車に興味が有る人には面白い博物館です。 公式サイト 兄弟博物館 技術博物館シュパイヤーへ |
1976年に製造され、14.771飛行時間飛んだフランス航空のコンコルドは、2003年にシンスハイムにやって来ました。 バーデンバーデン空港から陸路を使って運ばれてきました。 中は大変狭く、気分が悪くなるくらいです。 大きなジャンボも苦手ですが、こんなに狭い飛行機で、 しかもマッハ2.02の超音速で旅をしなければならない理由とは何でしょうか? 全長61m、重量はたったの78トン、シートは92席。 ジャンボに比べたら、まるで小型ジェット機です。 この日は10月でも朝は氷点下になっていましたが、 真っ青な空を背景に魚眼レンズで撮影したコンコルドは、 やっぱり格好良いです。 輸送時のビデオ |
屋上から見たコンコルド |
夜、駐車場からライトアップされたコンコルドを見る |
狭いシート |
窓は手のひらほど |
コックピット |
トイレと屋内に展示して有るエンジン |
コンコルドより早く2000年にモスクワから運ばれてきたSSSR-77112、このタイプの旅客機では、唯一旧ロシア圏外に有るツボレフです。 全長65.7m、重量85トン。最高飛行速度マッハ2.5。コンコルドよりも少し大きめです。殆ど飛ぶ事も無く、今ではあちこちの博物館や、飛行士のトレーニング用に使用されています。 コンコルドもそうですが、要するに超音速で旅をする必要は無いんですね。 輸送時のビデオ |
博物館の屋根に設置されたツボレフ |
ライトアップされたツボレフ |
狭い |
エンジンはロケットのようだ |
コックピット |
トイレと非常口 |
車両を主に展示している為、飛行機の数はシュパイヤーより少ないです。
中は座席を取っ払って、コックピットまで見れるようになっています。
左から、JU-52、ビッカース バイカウント、イリューシン18 |
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コンコルドとツボレフ144 |
カナディアーCL-215 |
車両博物館だけ有って、見渡す限り車が並んでいます。
車、車、車。 |
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フェラーリ240AL、世界に6台しかない。 |
バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアン。 |
1970年に時速1000km/hを記録したブルーフレーム |
ドラッグレース用の車ヴィクトー |
F1用車両 |
プロペラ付きミニカー |
1910年の一輪車 |
上:第一次大戦中のインディアン、下:独製2輪 |
独製機関車 |
MAN製船舶用エンジン 12600馬力 |
ミシン、こんなの家に有ったなぁ。 |
車のラジオ |
軍用の車両と戦闘機が屋内と屋外に一杯。
税金の無駄遣い。歴史の一部かと思えば、見るに耐える展示物ですね。
戦争=技術進歩、でも有りますが。
ここの自動販売機はなかなか面白いです。 稼働しているのが見たくって、2ユーロのコインを買いました。 高い買い物だと思います。 ビデオ |
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ビデオのタイトルをダブルクリックすると YOUTUBEの大画面で見れます。 |
博物館の直ぐ隣に有るホテル・シンスハイムはなかなか綺麗なホテルです。 週末だったので、朝食込みでしか予約出来ませんでした。 普段の日であれば、朝食無しで89ユーロで泊まれます。 (朝食は隣のバーガーキングで‥。) もっと安い所に泊まることも出来たのですが、ホテルからライトアップしたコンコルドが見たかったので、ちょっと目をつぶりました。 公式サイトへ |
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