夜光雲

毎年北欧が白夜になる頃に夜光雲が発生します。
上空83km付近(中間圏界面)で凝固した水蒸気(氷)に既に地平線下に沈んだ太陽の光が反射して見えるのが、夜光雲として認識されます。
夜光雲は気象変動のカナリアと呼ばれるほど、大気汚染と共に現れた現象です。 近年は人間の活動によってメタンや二酸化酸素が増えています。
その温室効果の為に地上の気温が高くなり、通常雲の発生しない中間圏界面で温度が-130度以下と異常に下がり、微量の水蒸気が凝固しやすくなります。
人間の活動だけで無く、太陽活動も夜光雲の発生に影響します。 太陽表面の活動が活発になり黒点が増えてくると紫外線が強くなります。
その強い紫外線が大気に届くと中間圏の気温が上がり、夜光雲となる水蒸気が凝固しません。アマチュアによる近年の集中的な観測でも実証されました。
事実、2009年の異常に長引いた太陽極小期には欧州で夜光雲が大発生し、太陽活動が多少活発になった2010年には大きな発生は全く見られませんでした。
毎年5月下旬から8月上旬の間、夜暗くなった頃に北の空を注意して見て下さい。
北の空低く、時として高度30度位迄青白い波を打った様な雲が見えたら、それが夜光雲です。巻層雲と間違い易いですが、夜光雲は「光って」います。
空がかなり暗くなるまで待って、目を凝らして見て下さい。 毎年北欧が白夜になる頃に夜光雲が発生します。
上空83km付近(中間圏界面)で凝固した水蒸気(氷)に既に地平線下に沈んだ太陽の光が反射して見えるのが、夜光雲として認識されます。

リアルタイムの活動状況

ライブカメラ IAP大気物理研究所
OSWIN データプロット I IAP大気物理研究所
MAARSY データプロット II IAP大気物理研究所
IAP大気物理研究所Kühlungsborn (54°07'N; 11°46'O)ではLIDAR (Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)という方法を用いています。
天に向けたレーザー照射に対する散乱光を測定し、その対象物迄の距離や成分を分析します。
又、この辺りの空気を分析するには、通常特殊な気球が使われています。

夜光雲アレート

AKMドイツ流星研究会大気光学部のアレート登録サイト
SMSで発生を通報。但し全て独語。

夜光雲発生地計算サイト

Kalkulation von NLC Positionen
AKM会員のアレクサンダー・ヴンシェ氏が提供している発生地計算サイト。
Breitengrad(緯度)、Langengrad(経度)、Hohe(高さ)を入力すれが、夜光雲迄の距離が計算出来ます。

2024年

6月28日
数年のブランクを置いて、今年は又明るい夜光雲が発生しました。
コロナ禍の後に人間の活動が再び活発になったのも一つの要因かもしれません。
飛行機が飛び交い、大気中のホコリや水蒸気が増えて夜光雲の発生を助成したようです。
 23時02分  23時15分
 23時01分  23時11分
  23時14分  23時30分
  23時30分  
 

2021年

7月4日
今年は明るい夜光雲が発生しました。ここ数日かなり明るい夜光雲が発生していたのですが、北ドイツでは天気が悪く観望は出来ませんでした。この日は夜半雲が切れて、夜光雲が天頂迄広がっているのが見えました。
 23時07分  23時35分
   
ビデオのタイトルをダブルクリックすると
YOUTUBEの大画面で見れます。
   

2020年

7月5日
今年は何度か明るい夜光雲が発生しました。私の住んで居る所では又雲が掛かっていましたが、何とか雲の隙間から発生している夜光雲が見れました。同時刻でも既に暗い南部では22時頃から見えだし、北部では22時30分頃になって、既に暗い東と南方向にぼんやりと見えだしました。この方向に見えるのは非常に稀で、夜光雲がかなり明るい証です。
 22時41分  22時59分
   
 23時18分  23時23分
   
   


2019年

6月21日
 22時38分  22時55分
   
 23時05分  23時17分
   
 23時7分  
   
6月17日
 22時6分  
   
6月12日
 23時36分 23時42分
   


2016年

7月5日
今年初めての夜光雲です。 暗くなってからやっと確認出来る程度の明るさで、距離も遠く、地平線ぎりぎりの所で見えていました。

 23時24分  
 
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2015年

7月11日
久しぶりの大規模な発生です。写真では画角が足りず写ってはいませんが、オーロラも発生しました。
背景が何となく紫色になっているのが分かります。
 23時8分  23時38分
 IAP NLC Camera Rugen

OSWIN VHF Radar KBorn, Mesosophere

 

7月7日
オーロラが活発な時は夜光雲の活動が低迷になります。
今年も昨年同様、発生してもドイツ北端からかろうじて見える程度でした。IAP研究所のエコーも殆ど有りません。

2014年

7月4日
久々の夜光雲です。日中、IAP研究所のレーザー照射のエコーが見えていたので、結果は期待通りでした。
高度は約25度程まで、北ドイツでは明け方迄見えていました。
   

2012年

6月18日
6月は天候が悪く、明るい夜光雲が発生しているにも関わらず、ドイツの最北端からの確認が主になっています。
この日は運良くドイツ中部でも晴れ、明け方の3時30分頃に現れた夜光雲が連続写真に写っていました。
 
 
7月1日
大変明るい夜光雲が発生しました。夜22時30分頃未だ北西の空が明るいにも拘わらず淡い光の筋が見え、
23時を過ぎたころには北の空一杯に広がりました。
 

2011年

7月2日
今年もかなり緯度の高い地域のみ観測されています。
下記の写真もかなりコントラストを上げてようやく写真上で確認出来る程度です。
肉眼でもやっと見える明るさでした。

2010年

6月29日
今年は太陽の活動が活発なせいか、2009年のような大規模な発生は観測されていません。
大変淡い夜光雲が目を凝らしてやっと見える程度でした。

2009年

6月21日
今年は5月下旬から晴れていれば必ず夜光雲が現れています。
全体的に淡い夜光雲でかなり暗くならないと見れませんが、それでも天頂まで大きく広がっていました。
下の写真は10mmの魚眼レンズで撮影したものです。
6月23日
北の空の低い所に現れた明るい夜光雲。
6月25日
北の空の低い所に現れた淡い夜光雲。
   
7月12日
久々に晴れ上がった夕方の空に現れた夜光雲。
7月14日
2005年以来の大発生。空が暗くなる前から既に肉眼で分かるほど明るい夜光雲でした。
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2008年7月

7月13日
今年は北緯54度付近の観測者からは地平線のかなり低い所に夜光雲が発生していたと報告がありましたが、北緯51度辺りでは雲に邪魔をされて観望は大変難しかったようです。この写真は今年になって私の住んでいる所から見えた初の夜光雲です。

2007年6月

今年も期待していたほどは発生していません。細い夜光雲が北西の空の比較的空高い所に10分程雲の間から見えていました。
6月15日

23時21分

2006年6月

今年は期待していたほどは発生していません。非常に淡い夜光雲が水平線から10度程の所に現れているのみです。
デジカメで撮影するのも40秒以上の露出が必要でした。
日出直前だったので、良く見えたのは北東の空。どこの方向に良く見えるかは太陽の位置に関係しているようですね。
6月29日

3時43分

4時1分

2005年6月

6月上旬頃から北の空が雲などで覆われていなければ必ず目撃されています。
2004年程空高くまでは昇って来ていませんが、高度約5度から10度位の北の空に見えています。
6月14日

23時26分

23時37分

6月19日

23時45分

23時54分

2004年7月

6月下旬から7月上旬にかけて、かなり頻繁に目撃されました。
2004年の夏ほど空高く夜光雲が張り出した事は近年有りませんでした。その高さは北緯50度以下の地域からも十分見えるほどでした。